2022年6月 日本一の魚影を堪能

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東京に住み始めてしばらく経ちました。

コロナが新しい生活様式をもたらし、これまで通りの外食や様々な趣味・遊びが制限されるため、多くの人がYouTubeなど動画コンテンツを見漁る昨今。そんな中で釣りブームに火がついているようです。

若いイケメンがかっこよく釣りをしている動画はいかにも“映え”ますが、かくいう私も釣りブームに便乗した者の一人。数年前に友達と始めたエサ釣りでは小さい魚を釣って楽しんでいましたが、動画で人気の釣りはルアー(疑似餌)で行う釣りです。そのルアー釣りを始めてみるも、餌釣りとは全くの別物でした。

意気揚々と釣り具屋に参上し道具一式を調達。動画にうつるイケメンさながらにルアーをキャストしてみるも、まったく飛ばずに上手くはいかない日々。人が多く、魚へのプレッシャーの高い東京湾では、ルアー釣りは至難の技。何度も通うも釣れない日々に、いつ釣りをやめようかという考えが頭をよぎります。

それでも根気強く通ううちに、初めてルアーで釣れた魚には大感動。会えない時間が愛を育てる(!?)、ではないですが、釣れない時間がこの感動を連れ(釣れ)てきてくれたと思うと、喜びもひとしおでした。

この感動を味わいたくて今日も釣り場へ。通えど通えど釣れない日々があり、となりの人が爆釣なのに自分だけ釣れない悔しさがあり、道具のせいだと釣り具屋で散財するなど、魚には悩まされてばかり。でも、釣れたときの感動を忘れられずに、すっかり釣りの虜に。

陸からの釣りだけでなく、船でも釣りに行き爆釣したことはいい思い出。大河川が複数本流れ込む東京湾は、実は日本一魚影が濃い(魚の数が多い)と言われる海なのです。

釣った魚はその場で逃がしますが、いつかおいしい魚が釣れたらさばいて食べるのも、東京湾の醍醐味を味わういい機会かもしれませんね。

2022年6月 KO