2019年11月 可愛いバッグのタグ!?

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このマーク見たことがありますか?

可愛いバッグのタグかなと思った方もいらっしゃるかもしれません。

これはヘルプマークと言います。

外見では健康そうに見えても、援助が必要な方が付けているマークです。

例えば

―義足や人工関節を使用している方

―内部障害や難病の方

―視覚・聴覚障害の方

―身体障害の方

―発達障害の方

―精神疾患・知的障害のある方

―妊娠初期の方

などが対象です。

2012年に東京都で導入され、2020年のオリンピック・パラリンピックを見据えて、2017年7月にヘルプマークがJIS(日本工業規格)に登録されると、一気に34都道府県に広がりました。

しかし、導入からもう7年も経っているのに、実際の認知度は高くありません。

障害者に関する民間研究所が2017年に実施したアンケート調査では、首都圏では45%、その他の地域では62%の方が知らないと回答しています。認知度が低ければ、それだけ配慮される可能性が減ってしまいます。

私も3年半前からヘルプマークを付けて通勤しています。それ以前は、このマークの存在すら知りませんでした。友達に教えてもらい、インターネットで検索して初めて知りました。

私が付けていることで会社に広まり、会社を挙げてヘルプマークを広げようと活動を始めました。そしてこのBlogを書く機会をいただきました。知らないと、席を譲る、声を掛ける、手助けすることもできません。

例えば、電車の遅れや運休などで駅が大混乱した時、災害にあった時など、病気でパニック起こしやすい人。

電車内で吊革につかまるのが困難な人や、突然意識障害が起きる人。また手足、視力・聴覚が不自由で逃げ遅れる可能性がある人。

ヘルプマークを付けている人を見かけたら、席を譲る、声を掛ける等のご配慮をお願いします。

最近では、優先席にヘルプマークのシールを貼っている鉄道会社も増えました。人気歌手のコンサート会場でもヘルプマークの席があったと、同じ病気の友達が喜んでいました。

徐々にですが、広がりを見せています。

私はヘルプマークだけでなく、ヘルプカードをカバンに付けて通勤しています。

配布する自治体によっても異なりますが、ヘルプカードとは裏面に氏名や緊急連絡先、病名、かかりつけ医、飲んでいる薬、配慮が必要なこと等が記入できるようになっています。

もし興味を持った方がいらっしゃったら、下記の動画をどうぞ!


東京都がヘルプマークとヘルプカードを知ってもらおうと作成した動画です。





お一人でも多くの方が興味を持って見ていただけると嬉しいです。

2019年11月 NS