5S 断捨離 リサイクル

Menu

最近日本アルベマールではオフィスの5S活動を行なっているので、その事について考えてみた。5Sには整理、整頓、清掃、清潔、躾、というプロセスがある。最初の4つは気合いを入れて一気にやってしまえば何とかなる。机の上の書類を分別し、捨てたりファイルに保管したり、使用頻度により保管場所を変えたり。机の上に物が少ないと掃除がしやすく、きれいな空間は気持ちが良いものだ。しかし私はこのきれいな状態を維持する「躾」が苦手である。

これは家でも同じで断捨離を(何度も)実行しているが、気付くとまた以前の状態に戻っている。断捨離はもとは断行、捨行、離行という物欲を断つヨガの修行に由来する。物欲がなければ物を買わないし、捨てられるので、必然的に物がなくなる、という事だ。自分が物へ執着しているという認識はさほどなかったが、具体的考えてみたら物欲だらけである。ペン一つ取っても色が黒、赤、青、太さは0.38と0.7、消せるインク、ハイライター、マーカー。全て「必要」。家にはコーヒーメーカーがドリップ、プレス、モカポット、ベトナム、と4種類ある。毎日使っているドリップ以外は「必要」ではない。しかし言い訳をすると、ペンと一緒でそれぞれ用途があるのだ、例えそれが一年に一回しか出番がなくても。

ALBEMARLE全体のHoliday givingの一環として日本オフィスでも年末に洋服の寄付が行われた。「もったいない」という気持ちが根強く、捨てることは罪悪感を伴うが、このチャリティーは捨てる事を迷っていた服を気持ちよく手放す絶好の機会になった。このくらいの気持ちで捨てることもできたら私の物は半減するだろう。

社内の5S活動ではすでに机を制覇し、次はPC内のデータに取り掛かったつわものが出ており、ペースアップをしなくては!と焦るが、「躾」、「物欲抑制」、「リサイクル」を念頭に今後も地道に家でも会社でも続けて行こうと思う。

ちなみに断捨離という言葉が流行ってから9年経つそうだ。年月の流れは早い。時間も物も大切にしよう。

2019年2月 MS

アルベマール日本が参加したチャリティー活動はこちら